今回の記事は本来トピックとして掲載することを意図していなかったものですが、熊本の大地震を受け、関連情報として取り上げることにします。
■日本を舞台にした007シリーズ映画
「You only live twice」邦題の「007は二度死ぬ」は、半世紀近く前の1967年に公開された人気スパイアクション映画の007シリーズで、唯一日本を舞台にした作品です。
カット1:タイトル画面、タイトル曲「You only live twice」も名曲です
(C)Fox Home Entertainment
カット2:左はタイガー田中役の丹波哲郎、右はジェームス・ボンド役のショーン・コネリー
皆さんお若いですね。ちなみにこれは東京の地下を走る秘密地下鉄内のシーン
原作者はこの時すでに東京地下の秘密鉄道網について知っていたのか?
ストーリー概略:
米ソの宇宙船が宇宙空間で消滅。米ソ政府は互いにその首謀者を冷戦の相手国であると疑心暗鬼に陥った。その渦中、MI6(英国情報部)は日本国内のある地点から国籍不明のロケットの発着があるとの情報を得る。米ソの全面戦争の危険が高まる中、007の称号を持つMI6諜報員ジェームス・ボンドが日本に派遣された。ボンドは日本の秘密警察の責任者、タイガー田中と接触し、日本国内の秘密ロケット基地について潜入調査を始める。
この映画のストーリーの中で、その秘密基地の在り処は「神戸と上海の間にあるカミ島」という島であるとしています。以下、そのカミ島上空を特殊武装のオートジャイロで偵察飛行するシーンです。
カット3:オートジャイロに乗るボンド
カット4:カミ島にある火山の噴火口
カット5:噴火口上空を飛行するボンド
ここで、読者の皆様に質問なのですが、この撮影現場となった噴火口はどこの火山だと思いますか?
答は「阿蘇山」です。
実は、ここにこの映画が示す重要なメッセージが隠されているのです。
■国際軍事評論家B氏が語る映画の暗号
007シリーズの原作者と言えば、知る人ぞ知るイアン・フレミングですが、実はB氏の旧い友人でもあったそうです。B氏から「007は二度死ぬ」を観るように薦められたのですが、その時にB氏からは次のように説明を受けました・
「イアン・フレミング自身が実は本物の英国海軍中佐であり、ジェームス・ボンドのモデルは彼自身なのです。そして、彼の書いた作品には彼が入手した様々な情報が形を変えて織り込まれているのです。なぜこの作品の撮影ロケ地が阿蘇であったのか、実はそこに重大な意味が含まれています。」
映画ではカミ島は神戸と上海を結ぶ航路の間にある島とされていますが、この大雑把な位置関係の中に九州全土が含まれることは明らかです。また、少々強引な解釈となりますが、カミ島の「KaMi」を母音変換すると「KuMa」となります。この母音変換というアナグラムの変換手法は、基本的に母音表記をしないヘブライ語の性質をベースしたものです。ヘブライ語的にはどちらも同じ「כ(メム)מ(カフ)」あるいは「KM」という表記になります。つまり「カミ島」の「カミ」は熊本の「クマ」を表しているとも解釈が可能なのです。
果たして、そのカミ島(阿蘇山中)にボンドは秘密ロケット基地を発見するのです。
カット6:噴火口の地下に作られた秘密基地
サービスカット:和製ボンドガールのアキ(若林映子)さんが可憐です♪
■帰ってきた秘密組織
これは少々蛇足的な情報かもしれませんが、ボンドが潜入した秘密基地の首謀者で、米ソ間の核戦争勃発を画策した秘密組織は「スペクター(spectre)」と言います。このスペクターさんはしばらく007シリーズから遠のいていたのですが、ご存知の通り、今年の最新作で復活しました。しかも作品名そのものが「スペクター」となっています。
この秘密組織名の復活にいったいどのような意味が込められているのか、まだ十分に解析ができていません。しかし、前作の「スカイフォール」に日本へのメッセージが散りばめられていたように「007は二度死ぬ」と関連して日本向けのメッセージが含まれているのは間違いないと思われます(*1)。
写真1:007最新作「スペクター」のポスターより
*1 日本向けのメッセージ:最もストレートな解釈は「スペクターは二度死ぬ(Live Twice)」つまり「秘密組織(旧帝国陸軍系)は復活しようとしてるが、MI6(英米日政府・海軍系)はそれを許さない」という警告です。極端に寄れば、熊本の震災は両者による局所的紛争の現れということになります。ただし、このような2局対立構造による解釈は、第3局、4局の存在を見落とすことになるので注意が必要です。世の常として人の組織構造とはそんな単純なものではありませんから。
■007と熊本地震
先の連絡用記事「Mt. Big Flat」で、熊本県の益城町に旧陸軍時代の巨大地下壕が築かれているのではとお伝えしましたが、地図をよく見ると益城町は阿蘇外輪山西側の裾野の平野部にあることがわかります。軍事的に地勢を読めば、平地の地下は出入りには便利ですが、防御に不十分ですし、何より目立ちます。益城町に始まる地下壕は東の南阿蘇の山中に続き、地下壕の中核部分は人目に付かない南阿蘇の山中に造営されていると見るのがより現実的であると推察されるのです。007の映画はまさにそれを伝えようとしてるのではないでしょうか。
ここで、熊本地震関連の報道を確認します。
引用元URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/20160418-OYT1T50053.html
---------------------------引用(ここから)-----------------------------
南阿蘇村の不明は9人に…熊本地震、懸命の捜索
2016年04月18日 13時42分
熊本県を中心に相次いでいる地震で、自衛隊や警察などは18日も、大きな被害を受けた同県南阿蘇村などで懸命の救助・捜索活動にあたった。
同村では16日未明に起きた最大震度6強の地震で大規模な斜面崩落などが発生。県災害対策本部は18日、同村河陽地区と長野地区を中心に、土砂崩れや家屋の倒壊などで計9人の安否がわからなくなっていると発表した。生存率が急激に低下するとされる「災害発生から72時間」が19日未明に迫っている。
同村ではこれまで7人が安否不明とされていたが、同村でさらに2人の安否不明者がいることが明らかになった。村によると、9人の内訳は河陽地区の別荘地などで6人、長野地区の「ログ山荘火の鳥」近くで2人、阿蘇大橋付近で1人。
(以下略)
---------------------------引用(ここまで)-----------------------------
熊本の大災害は「益城 → 南阿蘇」へと移動しており、私が推測する旧陸軍地下壕網と一致することがわかります。また、その他の報道では南阿蘇への交通網が一部を除いて遮断され、2500人の自衛隊員が南阿蘇の災害救助に派遣されているとされています。
穿って観すぎだと怒られるかもしれませんが、旧陸軍時代には最強の第6師団を擁し元々陸上自衛隊王国である熊本に(よその土地から)2万人規模の自衛隊大増援を決めた日本政府や、オスプレイを派遣を決めた米軍の発表に非常に不自然なものを感じます。
南阿蘇周辺の橋やトンネルが崩落したのは本当に地震によるものなのか、外地から派遣された自衛隊員が本当に災害救助だけを目的とした部隊なのか、現地にいる方は彼らの動きに注視する必要があるでしょう。
■川内原発と南阿蘇原発
福島の原発事故後、九州の阿蘇地域で放射線値が高いと話題になったことがありました。北九州の放射能汚染瓦礫の焼却が原因かと騒がれましたが、本ブログでは、そうではなく九州全土に亘る核開発ネットワークが原因である可能性を「憂うべき日本の現状(4)」で指摘しました。
実は、その可能性に加えてもう一つ阿蘇地方の放射線値が高い理由が考えられるのです。それは、南阿蘇の地下壕内に原子力発電施設が作られているというものです。なぜそのような考えに至るのか、一つには高森町など南阿蘇は地下水源が豊富な土地であり、原子炉の冷却に必要な水の確保に適していること。これは関東の地下水脈が集まる東京の地下原発にも言えることです。そしてまた別の核施設の建設条件が整っていることにあります。その「別の諸条件」については、「123便事件と川内原発(2)」で予告した、原発の存在理由が深く関わっています。ヒントとしてはそこに断層があることも大きな条件の一つです。その具体的な内容については予告通り追って説明したいと思います。
* * *
今回の災害でも東海大学阿蘇キャンパスの学生さんが犠牲になったようです。若い人の死は本当に心が痛みます。ここまで来ると、東京大学は元より、日本大学や東海大学などマンモス私立大学と軍部の繋がりも指摘しなければならないと感じます。関心のある方は、東海大学の阿蘇キャンパスにどんな学部が置かれているか調べてみてください。農学部が有名ですが、軍事に直接関係する高度な専門学科も置かれています。
RESPONDIT IESUS ET DIXIT EIS SOLVITE TEMPLUM HOC ET IN TRIBUS DIEBUS EXCITABO ILLUD DIXERUNT ERGO IUDAEI QUADRAGINTA ET SEX ANNIS AEDIFICATUM EST TEMPLUM HOC ET TU TRIBUS DIEBUS EXCITABIS ILLUD ILLE AUTEM DICEBAT DE TEMPLO CORPORIS SUI
イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」 それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。
(ヨハネの福音書 第2章19-21節)
遠つ祖霊の始りの地より
管理人 日月土
------------------ 国際軍事評論家B氏講演会情報【再掲】 ----------------------
※B氏は実名を公開されていますが、本ブログでは、文中で使用している匿名「B氏」の名で呼ばせていただきます。なお、B氏のご専門である軍事以外の件で、本ブログの記述内容について質問することはご遠慮ください。
B氏 4月21日講演会 (※こちらは平日夜間の開催です)
および
5月 7日講演会 のご案内
一般の報道では公表されない、報道の裏側を独自の情報ネットワークで入手し、わかりやすく説明いたします。
日時:2016年 4月21日 木曜日
18時45分開場 19時00分開始
21時40分終了予定
:2016年 5月 7日 土曜日
13時15分開場 13時30分開始
16時30分終了予定
会場:京橋区民館 4号室洋室(4/21開催時)、2号室洋室(5/7開催時)
東京都中央区京橋2丁目6番7号(TEL:03-3561-6340)
・東京メトロ銀座線京橋駅6番出口徒歩2分
・都営地下鉄浅草線宝町駅A5・A6番出口徒歩2分
・JR東京駅より徒歩8分
・JR有楽町駅より徒歩8分
・東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅より徒歩6分
・東京メトロ銀座駅より徒歩9分
テーマ:時事問題 (両講演とも共通)
①シリア関連情報
(これまでのまとめ)
昨年9月にロシア軍がシリアのラタキアを中心に大規模な派兵を行い、ISや反政府勢力の掃討作戦を実施していましたが、11月14日のパリ同時多発テロの発生を受けてシリアの旧宗主国であるフランス軍が、空母シャルル・ド・ゴールをシリア沖に派遣をしロシアと共同で掃討作戦を行い、大きな成果を上げISは支配地域を縮小しました。
フランスとロシアとの共同作戦の裏側には、講演会の中でベルギーのアントワープの銀行が関与しているとお伝えしました。また講演会の中で、これにはウクライナ問題に関する対ロシア制裁の影響で、北極海油田の開発が停止し、北極海の油田開発を行っていたエクソン・モービルなどが、大きく関与していることもお知らせしました。
これらロシアとフランスの共同作戦に対抗して、ロシアの外貨獲得手段の大きな柱である原油価格の大幅な引き下げを行うなどロシアへの圧力を強化し、今年2月にジュネーブで行われていた和平協議でロシアが妥協し、ロシア軍は3月15日に一部撤兵を開始しました。また、3月19日はロシア南部のロストフ・ナ・ドヌーで、旅客機が墜落する事故が起きましたが、ロストフ・ナ・ドヌーは帝政ロシア時代は、フランス出身の貴族ロストフ伯爵の所領地で、現在でもフランスと深い関係があり、この旅客機事故はシリアにおけるロシアとフランスとの共同作戦への警告として行われたとお伝えしました。
(新しい情報)
ロシア軍が戦力を縮小する一方で、米国空軍は4月9日にISへの掃討作戦に参加するB-52戦略爆撃機が、カタールのアウルダイド空軍基地に到着したとの声明を発表しましたが、これら米国側の動きは、これまで米国大統領予備選挙で、有利に戦いを進めていたトランプ氏の背後にいる、マケイン上院軍事委員会委員長によるものであると思われます。
また、新たにフランス・ロシア・米国をつなぐラインとしてフランスの宝石店があるとの情報がヨーロッパ方面から入りました。この情報筋によると、このラインはパリ5大宝飾店の「ショーメ」で、「ショーメ」はナポレオンからジョセフィーヌ・ド・ボアルネとマリー・ルイーズとの婚礼のための宝飾品の作成を依頼されるなど、ヨーロッパの王族貴族階級の顧客を有しています。
この「ショーメ」のルートを使うことにより、パリ、サンクトペテルブルグ、ニューヨークをつなぐことができ、ヨーロッパ方面からの情報では今回のシリア問題について何らかの話し合いが行われているのではないかとのことです。
②パナマ文書関連情報
4月3日に「パナマ文書」といわれる機密データの一部情報がICIJ (国際調査報道ジャーナリスト連合)により公開され、14日からワシントンで開催されるG20でも議論がされる予定となるなど大きな問題に発展する可能性が出てきましたが、こちらに寄せられた情報では、パナマは事実上の米国の保護国状態であり、今回の名簿のリストにはロシアのプーチン大統領の友人3人の名前があり、これはロシアに対する政治的圧力の要素が大きいのではないかとのことです。
③東南アジア、東アジア情勢
現在、米国・日本を中心とした中国包囲網の形成が非常に活発に行われています。
Ⅰ 韓国
1月6日の北朝鮮の水爆実験以降、韓国国内に高高度防衛ミサイル(THAAD(サード))の配備に向けた動きが活発化してきていますが、3月31日に中国の習近平国家主席と韓国の朴槿恵大統領がワシントンで会談し、習主席はTHAADの韓半島への配備に反対する態度を明らかにしました。
また習主席は中韓首脳会談の前に開かれたオバマ大統領との米中首脳会談でも、THAAD配備に反対をしました。THAADは韓国国内のどこに配備するかは明らかにされていませんが、迎撃ミサイルの射程距離は200km程度ですが、地上配備レーダーの探査範囲は1,800kmほどあり、中国国内では、北京、上海、西安など中国の主要部分を探査範囲に含めることができます。また、ロシアに対しても極東のウラジオストク、ハバロフスクなども探査範囲に含めることが可能になります。
また、米国は同じく北朝鮮の水爆実験を受けて、核弾頭を搭載可能なB-52戦略爆撃機を1月10日に派遣するなど、表向きは対北朝鮮に対抗する形をとっていますが、中国に対する威嚇の要素が大きく含まれています。
Ⅱ インドネシア・フィリピン・ベトナム
海上自衛隊は4月5日、4月中旬に行われるインドネシア海軍主催の多国間共同訓練「コモド2016」に参加するため、事実上の空母であるヘリコプター搭載型の大型護衛艦「いせ」を派遣すると発表しました。大型護衛艦が南シナ海を航行するのは初めてで、南シナ海に展開する中国に対する強力な牽制になります。
また、「いせ」は「コモド2016」に参加した後、フィリピンのルソン島のスービック港に寄港することが4月12日に発表されました。スービック港には4月3日に海上自衛隊の練習潜水艦が潜水艦としては15年ぶりに寄港したばかりで、1月下旬に天皇陛下がフィリピンに訪問し、フィリピンへの自衛隊派遣への道筋をつけた成果が大きく現れた形となっています。
また、フィリピンに寄港した護衛艦「ありあけ」と「せとぎり」は4月6日に出港し、南シナ海を航行してベトナムのカムラン湾に向かい、4月12日に到着しました。カムラン湾への日本の護衛艦が入港するのは今回が初めてで、中国包囲網の形成に日本が大きく貢献する形となります。ベトナムへの海上自衛隊の派遣は、2月16日からの日程でハリス米国太平洋軍司令官が来日した際に話し合われており、こちらもわずか2ヶ月で実現するかたちとなりました。
4月3日、日本の政府高官は、米国の原子力空母「ジョン・C・ステニス」が南シナ海に展開し、中国に対する警戒監視活動を行っていることを明らかにしました。一方、中国側の動きとしては、3月末に西沙諸島の永興島に射程400kmの対艦巡航ミサイルを配備したとの分析が明らかになるなど、米中双方の牽制が激しくなってきています。
講 師:国際軍事評論家B氏(元内閣調査室)
受講料:一般3,500円、学生1,500円
費用は当日ご持参下さい。
主 催:B戦略研究所
お問い合わせおよびご予約はメールアドレス jiro.1969@t.vodafone.ne.jp までお願いいたします。なお、ブログ「(新)日本の黒い霧」を見てと一言お伝えください。
当日参加も可能です。
■日本を舞台にした007シリーズ映画
「You only live twice」邦題の「007は二度死ぬ」は、半世紀近く前の1967年に公開された人気スパイアクション映画の007シリーズで、唯一日本を舞台にした作品です。
カット1:タイトル画面、タイトル曲「You only live twice」も名曲です
(C)Fox Home Entertainment
カット2:左はタイガー田中役の丹波哲郎、右はジェームス・ボンド役のショーン・コネリー
皆さんお若いですね。ちなみにこれは東京の地下を走る秘密地下鉄内のシーン
原作者はこの時すでに東京地下の秘密鉄道網について知っていたのか?
ストーリー概略:
米ソの宇宙船が宇宙空間で消滅。米ソ政府は互いにその首謀者を冷戦の相手国であると疑心暗鬼に陥った。その渦中、MI6(英国情報部)は日本国内のある地点から国籍不明のロケットの発着があるとの情報を得る。米ソの全面戦争の危険が高まる中、007の称号を持つMI6諜報員ジェームス・ボンドが日本に派遣された。ボンドは日本の秘密警察の責任者、タイガー田中と接触し、日本国内の秘密ロケット基地について潜入調査を始める。
この映画のストーリーの中で、その秘密基地の在り処は「神戸と上海の間にあるカミ島」という島であるとしています。以下、そのカミ島上空を特殊武装のオートジャイロで偵察飛行するシーンです。
カット3:オートジャイロに乗るボンド
カット4:カミ島にある火山の噴火口
カット5:噴火口上空を飛行するボンド
ここで、読者の皆様に質問なのですが、この撮影現場となった噴火口はどこの火山だと思いますか?
答は「阿蘇山」です。
実は、ここにこの映画が示す重要なメッセージが隠されているのです。
■国際軍事評論家B氏が語る映画の暗号
007シリーズの原作者と言えば、知る人ぞ知るイアン・フレミングですが、実はB氏の旧い友人でもあったそうです。B氏から「007は二度死ぬ」を観るように薦められたのですが、その時にB氏からは次のように説明を受けました・
「イアン・フレミング自身が実は本物の英国海軍中佐であり、ジェームス・ボンドのモデルは彼自身なのです。そして、彼の書いた作品には彼が入手した様々な情報が形を変えて織り込まれているのです。なぜこの作品の撮影ロケ地が阿蘇であったのか、実はそこに重大な意味が含まれています。」
映画ではカミ島は神戸と上海を結ぶ航路の間にある島とされていますが、この大雑把な位置関係の中に九州全土が含まれることは明らかです。また、少々強引な解釈となりますが、カミ島の「KaMi」を母音変換すると「KuMa」となります。この母音変換というアナグラムの変換手法は、基本的に母音表記をしないヘブライ語の性質をベースしたものです。ヘブライ語的にはどちらも同じ「כ(メム)מ(カフ)」あるいは「KM」という表記になります。つまり「カミ島」の「カミ」は熊本の「クマ」を表しているとも解釈が可能なのです。
果たして、そのカミ島(阿蘇山中)にボンドは秘密ロケット基地を発見するのです。
カット6:噴火口の地下に作られた秘密基地
サービスカット:和製ボンドガールのアキ(若林映子)さんが可憐です♪
■帰ってきた秘密組織
これは少々蛇足的な情報かもしれませんが、ボンドが潜入した秘密基地の首謀者で、米ソ間の核戦争勃発を画策した秘密組織は「スペクター(spectre)」と言います。このスペクターさんはしばらく007シリーズから遠のいていたのですが、ご存知の通り、今年の最新作で復活しました。しかも作品名そのものが「スペクター」となっています。
この秘密組織名の復活にいったいどのような意味が込められているのか、まだ十分に解析ができていません。しかし、前作の「スカイフォール」に日本へのメッセージが散りばめられていたように「007は二度死ぬ」と関連して日本向けのメッセージが含まれているのは間違いないと思われます(*1)。
写真1:007最新作「スペクター」のポスターより
*1 日本向けのメッセージ:最もストレートな解釈は「スペクターは二度死ぬ(Live Twice)」つまり「秘密組織(旧帝国陸軍系)は復活しようとしてるが、MI6(英米日政府・海軍系)はそれを許さない」という警告です。極端に寄れば、熊本の震災は両者による局所的紛争の現れということになります。ただし、このような2局対立構造による解釈は、第3局、4局の存在を見落とすことになるので注意が必要です。世の常として人の組織構造とはそんな単純なものではありませんから。
■007と熊本地震
先の連絡用記事「Mt. Big Flat」で、熊本県の益城町に旧陸軍時代の巨大地下壕が築かれているのではとお伝えしましたが、地図をよく見ると益城町は阿蘇外輪山西側の裾野の平野部にあることがわかります。軍事的に地勢を読めば、平地の地下は出入りには便利ですが、防御に不十分ですし、何より目立ちます。益城町に始まる地下壕は東の南阿蘇の山中に続き、地下壕の中核部分は人目に付かない南阿蘇の山中に造営されていると見るのがより現実的であると推察されるのです。007の映画はまさにそれを伝えようとしてるのではないでしょうか。
ここで、熊本地震関連の報道を確認します。
引用元URL:http://www.yomiuri.co.jp/national/20160418-OYT1T50053.html
---------------------------引用(ここから)-----------------------------
南阿蘇村の不明は9人に…熊本地震、懸命の捜索
2016年04月18日 13時42分
熊本県を中心に相次いでいる地震で、自衛隊や警察などは18日も、大きな被害を受けた同県南阿蘇村などで懸命の救助・捜索活動にあたった。
同村では16日未明に起きた最大震度6強の地震で大規模な斜面崩落などが発生。県災害対策本部は18日、同村河陽地区と長野地区を中心に、土砂崩れや家屋の倒壊などで計9人の安否がわからなくなっていると発表した。生存率が急激に低下するとされる「災害発生から72時間」が19日未明に迫っている。
同村ではこれまで7人が安否不明とされていたが、同村でさらに2人の安否不明者がいることが明らかになった。村によると、9人の内訳は河陽地区の別荘地などで6人、長野地区の「ログ山荘火の鳥」近くで2人、阿蘇大橋付近で1人。
(以下略)
---------------------------引用(ここまで)-----------------------------
熊本の大災害は「益城 → 南阿蘇」へと移動しており、私が推測する旧陸軍地下壕網と一致することがわかります。また、その他の報道では南阿蘇への交通網が一部を除いて遮断され、2500人の自衛隊員が南阿蘇の災害救助に派遣されているとされています。
穿って観すぎだと怒られるかもしれませんが、旧陸軍時代には最強の第6師団を擁し元々陸上自衛隊王国である熊本に(よその土地から)2万人規模の自衛隊大増援を決めた日本政府や、オスプレイを派遣を決めた米軍の発表に非常に不自然なものを感じます。
南阿蘇周辺の橋やトンネルが崩落したのは本当に地震によるものなのか、外地から派遣された自衛隊員が本当に災害救助だけを目的とした部隊なのか、現地にいる方は彼らの動きに注視する必要があるでしょう。
■川内原発と南阿蘇原発
福島の原発事故後、九州の阿蘇地域で放射線値が高いと話題になったことがありました。北九州の放射能汚染瓦礫の焼却が原因かと騒がれましたが、本ブログでは、そうではなく九州全土に亘る核開発ネットワークが原因である可能性を「憂うべき日本の現状(4)」で指摘しました。
実は、その可能性に加えてもう一つ阿蘇地方の放射線値が高い理由が考えられるのです。それは、南阿蘇の地下壕内に原子力発電施設が作られているというものです。なぜそのような考えに至るのか、一つには高森町など南阿蘇は地下水源が豊富な土地であり、原子炉の冷却に必要な水の確保に適していること。これは関東の地下水脈が集まる東京の地下原発にも言えることです。そしてまた別の核施設の建設条件が整っていることにあります。その「別の諸条件」については、「123便事件と川内原発(2)」で予告した、原発の存在理由が深く関わっています。ヒントとしてはそこに断層があることも大きな条件の一つです。その具体的な内容については予告通り追って説明したいと思います。
* * *
今回の災害でも東海大学阿蘇キャンパスの学生さんが犠牲になったようです。若い人の死は本当に心が痛みます。ここまで来ると、東京大学は元より、日本大学や東海大学などマンモス私立大学と軍部の繋がりも指摘しなければならないと感じます。関心のある方は、東海大学の阿蘇キャンパスにどんな学部が置かれているか調べてみてください。農学部が有名ですが、軍事に直接関係する高度な専門学科も置かれています。
RESPONDIT IESUS ET DIXIT EIS SOLVITE TEMPLUM HOC ET IN TRIBUS DIEBUS EXCITABO ILLUD DIXERUNT ERGO IUDAEI QUADRAGINTA ET SEX ANNIS AEDIFICATUM EST TEMPLUM HOC ET TU TRIBUS DIEBUS EXCITABIS ILLUD ILLE AUTEM DICEBAT DE TEMPLO CORPORIS SUI
イエスは答えて言われた。「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」 それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。
(ヨハネの福音書 第2章19-21節)
遠つ祖霊の始りの地より
管理人 日月土
------------------ 国際軍事評論家B氏講演会情報【再掲】 ----------------------
※B氏は実名を公開されていますが、本ブログでは、文中で使用している匿名「B氏」の名で呼ばせていただきます。なお、B氏のご専門である軍事以外の件で、本ブログの記述内容について質問することはご遠慮ください。
B氏 4月21日講演会 (※こちらは平日夜間の開催です)
および
5月 7日講演会 のご案内
一般の報道では公表されない、報道の裏側を独自の情報ネットワークで入手し、わかりやすく説明いたします。
日時:2016年 4月21日 木曜日
18時45分開場 19時00分開始
21時40分終了予定
:2016年 5月 7日 土曜日
13時15分開場 13時30分開始
16時30分終了予定
会場:京橋区民館 4号室洋室(4/21開催時)、2号室洋室(5/7開催時)
東京都中央区京橋2丁目6番7号(TEL:03-3561-6340)
・東京メトロ銀座線京橋駅6番出口徒歩2分
・都営地下鉄浅草線宝町駅A5・A6番出口徒歩2分
・JR東京駅より徒歩8分
・JR有楽町駅より徒歩8分
・東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅より徒歩6分
・東京メトロ銀座駅より徒歩9分
テーマ:時事問題 (両講演とも共通)
①シリア関連情報
(これまでのまとめ)
昨年9月にロシア軍がシリアのラタキアを中心に大規模な派兵を行い、ISや反政府勢力の掃討作戦を実施していましたが、11月14日のパリ同時多発テロの発生を受けてシリアの旧宗主国であるフランス軍が、空母シャルル・ド・ゴールをシリア沖に派遣をしロシアと共同で掃討作戦を行い、大きな成果を上げISは支配地域を縮小しました。
フランスとロシアとの共同作戦の裏側には、講演会の中でベルギーのアントワープの銀行が関与しているとお伝えしました。また講演会の中で、これにはウクライナ問題に関する対ロシア制裁の影響で、北極海油田の開発が停止し、北極海の油田開発を行っていたエクソン・モービルなどが、大きく関与していることもお知らせしました。
これらロシアとフランスの共同作戦に対抗して、ロシアの外貨獲得手段の大きな柱である原油価格の大幅な引き下げを行うなどロシアへの圧力を強化し、今年2月にジュネーブで行われていた和平協議でロシアが妥協し、ロシア軍は3月15日に一部撤兵を開始しました。また、3月19日はロシア南部のロストフ・ナ・ドヌーで、旅客機が墜落する事故が起きましたが、ロストフ・ナ・ドヌーは帝政ロシア時代は、フランス出身の貴族ロストフ伯爵の所領地で、現在でもフランスと深い関係があり、この旅客機事故はシリアにおけるロシアとフランスとの共同作戦への警告として行われたとお伝えしました。
(新しい情報)
ロシア軍が戦力を縮小する一方で、米国空軍は4月9日にISへの掃討作戦に参加するB-52戦略爆撃機が、カタールのアウルダイド空軍基地に到着したとの声明を発表しましたが、これら米国側の動きは、これまで米国大統領予備選挙で、有利に戦いを進めていたトランプ氏の背後にいる、マケイン上院軍事委員会委員長によるものであると思われます。
また、新たにフランス・ロシア・米国をつなぐラインとしてフランスの宝石店があるとの情報がヨーロッパ方面から入りました。この情報筋によると、このラインはパリ5大宝飾店の「ショーメ」で、「ショーメ」はナポレオンからジョセフィーヌ・ド・ボアルネとマリー・ルイーズとの婚礼のための宝飾品の作成を依頼されるなど、ヨーロッパの王族貴族階級の顧客を有しています。
この「ショーメ」のルートを使うことにより、パリ、サンクトペテルブルグ、ニューヨークをつなぐことができ、ヨーロッパ方面からの情報では今回のシリア問題について何らかの話し合いが行われているのではないかとのことです。
②パナマ文書関連情報
4月3日に「パナマ文書」といわれる機密データの一部情報がICIJ (国際調査報道ジャーナリスト連合)により公開され、14日からワシントンで開催されるG20でも議論がされる予定となるなど大きな問題に発展する可能性が出てきましたが、こちらに寄せられた情報では、パナマは事実上の米国の保護国状態であり、今回の名簿のリストにはロシアのプーチン大統領の友人3人の名前があり、これはロシアに対する政治的圧力の要素が大きいのではないかとのことです。
③東南アジア、東アジア情勢
現在、米国・日本を中心とした中国包囲網の形成が非常に活発に行われています。
Ⅰ 韓国
1月6日の北朝鮮の水爆実験以降、韓国国内に高高度防衛ミサイル(THAAD(サード))の配備に向けた動きが活発化してきていますが、3月31日に中国の習近平国家主席と韓国の朴槿恵大統領がワシントンで会談し、習主席はTHAADの韓半島への配備に反対する態度を明らかにしました。
また習主席は中韓首脳会談の前に開かれたオバマ大統領との米中首脳会談でも、THAAD配備に反対をしました。THAADは韓国国内のどこに配備するかは明らかにされていませんが、迎撃ミサイルの射程距離は200km程度ですが、地上配備レーダーの探査範囲は1,800kmほどあり、中国国内では、北京、上海、西安など中国の主要部分を探査範囲に含めることができます。また、ロシアに対しても極東のウラジオストク、ハバロフスクなども探査範囲に含めることが可能になります。
また、米国は同じく北朝鮮の水爆実験を受けて、核弾頭を搭載可能なB-52戦略爆撃機を1月10日に派遣するなど、表向きは対北朝鮮に対抗する形をとっていますが、中国に対する威嚇の要素が大きく含まれています。
Ⅱ インドネシア・フィリピン・ベトナム
海上自衛隊は4月5日、4月中旬に行われるインドネシア海軍主催の多国間共同訓練「コモド2016」に参加するため、事実上の空母であるヘリコプター搭載型の大型護衛艦「いせ」を派遣すると発表しました。大型護衛艦が南シナ海を航行するのは初めてで、南シナ海に展開する中国に対する強力な牽制になります。
また、「いせ」は「コモド2016」に参加した後、フィリピンのルソン島のスービック港に寄港することが4月12日に発表されました。スービック港には4月3日に海上自衛隊の練習潜水艦が潜水艦としては15年ぶりに寄港したばかりで、1月下旬に天皇陛下がフィリピンに訪問し、フィリピンへの自衛隊派遣への道筋をつけた成果が大きく現れた形となっています。
また、フィリピンに寄港した護衛艦「ありあけ」と「せとぎり」は4月6日に出港し、南シナ海を航行してベトナムのカムラン湾に向かい、4月12日に到着しました。カムラン湾への日本の護衛艦が入港するのは今回が初めてで、中国包囲網の形成に日本が大きく貢献する形となります。ベトナムへの海上自衛隊の派遣は、2月16日からの日程でハリス米国太平洋軍司令官が来日した際に話し合われており、こちらもわずか2ヶ月で実現するかたちとなりました。
4月3日、日本の政府高官は、米国の原子力空母「ジョン・C・ステニス」が南シナ海に展開し、中国に対する警戒監視活動を行っていることを明らかにしました。一方、中国側の動きとしては、3月末に西沙諸島の永興島に射程400kmの対艦巡航ミサイルを配備したとの分析が明らかになるなど、米中双方の牽制が激しくなってきています。
講 師:国際軍事評論家B氏(元内閣調査室)
受講料:一般3,500円、学生1,500円
費用は当日ご持参下さい。
主 催:B戦略研究所
お問い合わせおよびご予約はメールアドレス jiro.1969@t.vodafone.ne.jp までお願いいたします。なお、ブログ「(新)日本の黒い霧」を見てと一言お伝えください。
当日参加も可能です。