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123便事件と芸能界の闇(3) -「グリコ森永事件」というエンタメ

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最近になって、あの懐かしい事件がリバイバルのようです。

青酸カリ送付、消印全て「神田」 170ポスト集中捜査
2019年1月30日19時34分


神田郵便局=2019年1月30日午後、東京都千代田区神田淡路町2丁目

 東京や大阪の製薬会社など18社に猛毒のシアン化カリウム(青酸カリ)などの白い粉末と脅迫文入りの封筒が送られた事件で、封筒の消印はすべて東京の「神田」だったことが捜査関係者への取材でわかった。この消印の範囲の郵便ポストは約170あるという。青酸カリは取り扱いが厳しく規制されている。警視庁は捜査本部を設置し、流通経路や、周辺の防犯カメラを解析するなどして容疑者特定を急いでいる。

 30日までに封筒が届いたことが確認されているのは、都内の製薬会社11社と食品会社1社に加えて朝日新聞、毎日新聞の計14社と大阪府内の製薬会社3社、札幌市の食品会社支社1社。警視庁は30日、鑑定の結果、都内14社に届いた粉末を青酸カリと断定した。府警や北海道警とも連携して恐喝未遂容疑で調べる。大阪の3社に届いたものは府警がすでに青酸カリと確認している。

 捜査関係者によると、封筒の消印はすべて神田郵便局(東京都千代田区)の扱いを示す「神田」で24日付だった。25日に各社に届いていたとみられる。日本郵便によると、郵便物にこの消印が押されるポストは約170あるといい、警視庁は周辺の防犯カメラを集中的に調べるなどしている。
(以下略)

引用元:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASM1Z3WFZM1ZUTIL00Q.html


何の事件に似ているのか、ある一定年齢以上の方ならもうお分かりでしょう。そう、あの

 グリコ・森永事件

です。青酸カリと世間をおちょくった関西弁による挑戦状、そしてインパクトの強い人相書のセットは忘れもしませんよね。何度も捕まえかけるところまでいったのに、すんでの所で逃げられる。一般の人々にとっては全てテレビの中の出来事でしたが、毎日の放送を聴きながら、「あの事件はどうなったのか?」と日々気になっていたのを思い出します。

若い読者さんには、この事件を知らない方が多いと思われますので、Wikiより事件の概要を抜粋します。

グリコ・森永事件(グリコ・もりながじけん)とは、1984年(昭和59年)と1985年(昭和60年)に、阪神を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件。警察庁広域重要指定114号事件。犯人が「かい人21面相」と名乗ったことから、かい人21面相事件などとも呼ぶ。2000年(平成12年)2月13日に愛知青酸入り菓子ばら撒き事件の殺人未遂罪が時効を迎え、全ての事件の公訴時効が成立し、警察庁広域重要指定事件では初の未解決事件となった。

概要
1984年3月の江崎グリコ社長を誘拐して身代金を要求した事件を皮切りに、江崎グリコに対して脅迫や放火を起こす。その後、丸大食品、森永製菓、ハウス食品、不二家、駿河屋など食品企業を次々と脅迫。現金の引き渡しにおいては次々と指定場所を変えたが、犯人は一度も現金の引き渡し場所に現れなかった。犯人と思しき人物が何度か目撃されたが逃げられてしまったため、結局正体は分からなかった。


犯人の人相描き-懐かしのキツネ目の男
(筆者による画像の挿入)

その他、1984年5月と9月、1985年2月に小売店で青酸入り菓子を置き、日本全国を不安に陥れた。

1984年4月12日に警察庁広域重要指定事件に指定された。

2000年(平成12年)2月13日に東京・愛知青酸入り菓子ばら撒き事件の殺人未遂罪が時効を迎え、全ての事件の公訴時効が成立。警察庁広域重要指定事件としては初めて犯人を検挙出来なかった未解決事件となった。

2005年(平成17年)3月に除斥期間(民法第724条)が経過し、民法上の損害賠償請求権が消滅した。

企業への脅迫状とは別に報道機関や週刊誌などに挑戦状を送りつけ、毒入り菓子をばらまいて社会一般を騒ぎに巻き込んだことで、評論家の赤塚行雄から劇場型犯罪と名付けられた[1]。同時期に世間を騒がせた三浦和義のロス疑惑とともに当時の世相として振り返られることも多い[2]。


事件詳細については上記Wikiなどを参考にしていただきたいのですが、この事件の最大の特徴は、世間をこれだけ大騒ぎさせながらも、結局誰も捕まらなかったことにあります。そして何より、これだけの脅迫をしておきながら、公式には身代金などの受け取りに成功した事例は聞こえていません。犯人がこの事件に掛けただろう手数を列記すると次のようになります。

 ・グリコ社長の誘拐
 ・青酸カリの入手と混入・配置
 ・企業や報道機関への脅迫状・挑戦状の送付
 ・無線通信機などの購入(当時は携帯電話はなかった)

これらの作業に時間をかけながら、複数犯が1年以上も犯行と逃走をし続けた。活動内容から鑑みると、予めそれなりの手持ち資金がないとできないことは分かりますし、逮捕という大きなリスクを抱えながら、成果もないまま長期の活動を続けられたそのモチベーションがはっきりしません。

そして何より不可解なのは、最初の誘拐事件から約1年半後の1985年8月12日に突然、犯人からの「犯行終結宣言」が報道機関に届きます。そう、その日は

 日本航空123便事件

が発生した日です。


■事件に警察・公安が関わっていたのか?
以上、活動資金の問題、犯行動機の問題、突然の終結宣言など、この事件にはおかしな点が多すぎます。また、同事件を取材した一橋文哉著「闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相」などを読むと、この事件を追っていた警察側の動きにも不可解な点が多いとのレポートがあります。その概要は、現場の捜査官は犯人グループをかなり絞り込んでいたにも拘わらず、肝心な所で上からストップが掛かりそれ以上捜査が進まないとも読めます。

この事件の異常性を見る限り、本件には警察上部及び公安が直接関与していたと見るのが正しいだろうと私は推察します。その考えを強く裏付けるのは、これまでの123便事件の調査で、123便事件そのものが、長期間かけて周到に計画準備されていたものであることが分かってきたからです。それがどういうものであるかは過去の記事を読んでいただきたいのですが、これだけ大きな計画ですから、実行日に近づくにつれ、その現実社会での動きが世間の目、特に報道関係者の目に留まりやすくなることは容易に想像が付きます。

「計画が漏れてはならない」。そのために123便事件の立案者たちは何を考えるでしょうか?おそらくそれは

 世間が注目する別の事件をもう一つ作り出せ

だったのではないでしょうか?別の言い方をすれば、計画遂行に至る大詰めの一年半の間、一般人に余計な詮索をさせないよう、飽きることのない「パンとサーカス(エンターテーメント)」を与え続けろということになります。


■脅迫された企業は共犯者?
Wikiによると、また自分自身の記憶からも、この事件の被害者とされている企業には現在も著名な食品会社が含まれています。以下それを列記します。

 ・江崎グリコ
 ・森永製菓
 ・丸大食品
 ・ハウス食品
 ・不二家
 ・駿河屋

これに関し、私はかつて、関西で裏稼業に関っていた人物から次のような話を聞かされたことがあります。その時はどぎつい関西弁で話されてましたが、私には再現できないので、その要旨を標準語で書きます。

 「グリコは菓子だけでなく、食肉加工などの食品も扱っていた。当然、畜産・食肉加工に力を持つ同和系組織のしばりを受ける訳だが、江崎はそれを嫌がった、というか組織から抜け出したかった。それで初めから目を付けられてた。関西の食品関連企業は多かれ少なかれ、同和の影響下にある」


その人物の推測だと、グリコ・森永事件は同和系組織の犯行としています。確かに、初期に執拗に江崎グリコを狙ったそのやり口は、組織的みせしめとも取れなくはありません。しかしこの事件は、他の食品関連企業に次々と飛び火していきます。私怨による単なる一社を狙った犯行だとしたら、いくらなんでもこれはやり過ぎでしょう。警察の大掛かりな介入を招くことは目に見えているのですから。

私はむしろ、国をあげた「123便撃墜計画」が背後にあり、目くらましのエンタメ創造セクションとして、関西の同和系組織に白羽の矢が立ったのではないかと推測します。そこで、最初の話のネタとして担ぎ出されたのが、日頃から組織との関りを疎んじていた江崎グリコだったとすれば、同上証言者の言とも矛盾しません。そして、江崎グリコの江崎社長も、脅されてこの狂言芝居に一枚加わらずを得なかったのではないかと考えます。これはWikiの次の記述を読めば充分あり得るのでないかと思います。

1984年3月18日21時頃、兵庫県西宮市の江崎グリコ社長:江崎勝久の実母宅に拳銃と空気銃を構えた2人の男が勝手口を破って押し入り(家の外には車の運転手役の男がおり、犯行は3人組の男が実行している)、同女を縛り上げて社長宅の合鍵を奪った。2人組はそのまま隣家の社長宅の勝手口から侵入、社長夫人と長女を襲い、2人を後ろ手に縛って脇のトイレに閉じ込めた。その後、2人の男は浴室に侵入。長男、次女と入浴中だった社長を銃で脅し、全裸のまま誘拐した。

(中略)

その後、誘拐事件は急展開する。事件3日後の3月21日14時30分ごろ、国鉄職員から110番通報を受けた大阪府茨木警察署によって江崎が保護された。江崎の証言によると、大阪府摂津市の東海道新幹線車両基地近くを流れる安威川沿いにある治水組合の水防倉庫から自力で抜け出したとされ、大阪貨物ターミナル駅構内で保護された[5]。


自力脱出?何かおかしい。これは、この事件をリアルタイムで追っていた当時の私の感想です。そして、改めてこの事件を振り返ると、江崎社長の自力脱出という話は、その後の一連の事件を含めて、際立って不自然な印象を与えます。人質にあっさり脱走されたなんて、そんな間抜けな犯人たちが、時効まで捕まらず逃げおおせたという話の方がよっぽど怪異ではないでしょうか。おそらく、江崎社長は初めから何が起こるか分かっていた、あるいは、誘拐された時に、これから起こる計画への協力を強要されたと考える方がより自然ではないかと思います。

123便事件絡みでもう一つ指摘しておきたいのは、当時のハウス食品の社長、浦上郁夫氏です。この方は123便の搭乗者リストに載っており、この事件で鬼籍に入られたことになっています。グリ・モリ事件で被害にあった上に、飛行機事故で亡くなるとは何て気の毒なと思うのが通常の解釈ですが、同上証言者の食品関連企業と同和系組織との関係に着目すると見方が少し変わってきます。

 浦上社長は死んでないのではないか?

つまり身代わりが搭乗し、浦上社長は名前を変えてどこかで生きておられるということです。もしかしたら、その身代わりこそがグリ・モリ事件の実行犯だったかもしれません。ここから先は勝手な想像になってしまうので止めておきますが、このような事を書いたのには訳があります。実は浦上氏は生きておられるという情報が入っているのです。残念ながらその裏は取れてませんが、その可能性もあるということで、ここに記述させていただきます。


■食品会社と地下社会の関係
 ちょうど一年くらい前、日本には100万人超の地下住人がいるのではないかという話題を記事にしました。現在ではその人口の見積もりは、300万人超に増えています。それは、現在日本に供給されている電力量と、それに必要な地下原発の見積数10万基を、その建設から維持管理、従業者の家族の扶養まで概算すると、どうしてもそれくらいの人数は居ると言う結論になるのです。

そこで問題となるのが食料供給です。地上居住者に知られず、これだけの人数に食糧供給する手段は、食品加工会社や農協の倉庫、大型小売店の廃棄食品の処分場などの内部に、ダイレクトに地下との輸送ポイント、例えば大深度エレベータなどを作る以外に上手い方法を考え付きません。

以上から、食品加工に関る大企業などは、地下からの電力供給と引き換えに、生産品の20%以上を地下社会に卸しているのではないかと私は想定しています。これは、北海道のじゃがいも畑の真ん中に建設されたポテトチップス工場、東北山中の大牧場に建てられた生乳工場などを思い浮かべてください。これらの工場を稼動させる電力はいったいどこから供給されるのでしょうか?

毎度毎度しつこいと思われるでしょうが、

 大電力の長距離送電は物理的に不可能

なんです。山中の工場は、その電力を自家発電するか、どこか近場からか供給を受けるしかないのです。もしもその工場に自家発電施設がなければ、その工場は地下から電力を買っていると思われます。そして、その代償に生産した食品を地下に供給しているという関係が、どうやら見えざる社会システムとして存在しているようなのです。さらに、その見えざる住民の食費負担は、私たち地上の消費者に価格転嫁されているようなのです。

何が言いたいのかというと、グリコ・森永事件に被害者として関わった大手食品企業は、地下社会と何らかの関わりがあると見るべきなのです。もしかしたらそれを仲介してるのが、同上証言者の言う同和系組織なのかもしれません。そこから、史上稀に見るこの珍奇な犯罪は

 企業も国家もグルになったエンターテーメント

だったと捉えることができるのです。それでは、何のためのエンタメだったのか?敢えて言うまでも無く

 123便撃墜計画

もっと正確な言い方をするなら

 昭和天皇呪殺計画

を全うするためのものであったと考えられるのです。

現在、本ブログで123便事件当時の芸能界の闇について考察を加えているところですが、もしかしたら、グリ・モリ事件こそが、当時の日本人にとって最大の芸能(エンタメ)だったのかもしれません。それを理由に本記事を「123便事件と芸能界の闇」にカテゴライズしました。


■エンタメは繰り返す
冒頭にあるように、この1月、企業と報道機関に青酸カリが送りつけられるという怪事件が再び発生しました。これをグリ・モリ事件の再現と考えれば、今後

 ・世間の関心を引くような犯行声明
 ・繰り返す同一犯罪
 ・捕まらない犯人(もしくは冤罪で検挙)

という構造が繰り返されるはずです。そして期間的なスパンから、その事件の本当の狙いは

 2020年8月12日

に起こる何かであることは間違いないでしょう。私たちはもう騙されてはいけません。


ANAが導入するA380、ペイントが「亀」であることに注意。1985年は「鶴」だった。


 * * *


OPERAMINI NON CIBUM QUI PERIT SED QUI PERMANET IN VITAM AETERNAM QUEM FILIUS HOMINIS VOBIS DABIT HUNC ENIM PATER SIGNAVIT DEUS
朽ちる食べ物のためではなく、いつまでもなくならないで、永遠の命に至る食べ物のために働きなさい。これこそ、人の子があなたがたに与える食べ物である。父である神が、人の子を認証されたからである。
(新共同訳聖書 ヨハネによる福音書 弟6章27節)


キリストの御国にて記す
管理人 日月土

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