遂に本音が出ましたね。その潔さにむしろ清々しさすら覚えます。
A la COP28, Emmanuel Macron énumère les priorités de la France pour faire face au dérèglement climatique.Paris a notamment lancé une initiative pour mettre fin aux financements privés de nouvelles centrales à charbon et signé une déclaration visant à tripler les capacités nucléaires d'ici à 2050.
COP28において、エマニュエル・マクロン仏大統領は気候変動に立ち向かうフランスの優先事項を列挙した。
フランス政府は、とりわけ民間による新たな炭素依存型発電への支援を停止するとのイニシアチブを打ち出し、2050年までに原子力発電能力の3倍化を目標とする宣言に署名した。
和訳:日月土
引用元:ル・モンド A la COP28, Emmanu‥
しかし、何言ってるんでしょうね?
フランスも日本も、いわゆる先進国の発電事情なんて、どの国も既に
原子力依存率99%以上
に決まっているじゃないですか。現代文明というのは、原子力と言う究極の発電システムによって囲われた鳥籠みたいなものなのです。
フランスの高速鉄道TGV(テ・ジェ・ベ)も日本の新幹線も、高速走行に必要な高エネルギーを生み出しているのは原子力なんです。
関連記事:
・中国新幹線事故 - 中国を笑えない日本
・TGVは原子力で動いていた
何度も言いますが、
大電力は長距離送電できない
のであって、遠くの発電所から電気が送られて来るなんて言うのは、読者の皆さんが勝手に思い描いている、あるいは思い描かされている「妄想」なんです。
どうして、そう言えるのかの理論的説明は既に済ましていますし、メルマガでは各電力会社の本店が実際に使用している地下電源について具体的な地理情報を掲載しています。詳しくはそちらの記事を読んでいただきたいのですが、私が問題にしたいのは、
大量の原子力発電施設による弊害
がいよいよ深刻になりつつあるということなのです。
ご存知の様に、原子力発電は完全に密封されている訳でなく、大気や海水に少しずつでも有毒汚染物質が放出されているのですから。そんなものが世界中に何百万基もあれば、世界がどうなって行くか予想は付きますよね?他にも使用済核燃料の廃棄や施設の老朽化問題もあります。福島の汚染水放出なんて、今更取るに足らない問題なのです。
二酸化炭素は大量に存在しても直ぐに人を殺しませんし、むしろ生体に取り込まれ体の一部となります。しかし、これら放射性有毒物質は一定量を超えれば直ちに人体に悪影響を与えますし、その汚染状況は長期に渡って残ることになります。
呼吸している生物にとって「二酸化炭素削減」という掛け声は論理的には「シね!」と言っているに等しく、これに「原子力3倍に!」という言葉が加わると「とっととシんでくれ!」という意味にも取れるのです。
関連記事(理論):
・大電力送電の大嘘
・電気の嘘と国家詐欺
3日前に(真)ブログ記事「祝!アレ(A.R.E)流行語大賞に」でそれについてチラッと触れましたが、現実に進んでいる出来事はそんな生易しいことではありません。
未来の出来事は簡単に予測できませんが、その傾向は今後確実に皆さんの健康、お子さんたちの健康に現れて来るでしょう。
2011年の福島の時の例でもお分かりの様に、この問題には逃げ場がありません。もう地上に隠れるところはないのです。
このままでは手遅れ必至なのですが、COP(気候変動会議)などという世界的茶番劇のその裏で、実際に何が起きているのか、まずはそれを冷静に考えて頂きたいのです。全てはそこからです。
なお、これは皆さんご自身の問題であることを、くれぐれも忘れないでください。
TU ERGO NOLI ORARE PRO POPULO HOC NEC ADSUMAS PRO EIS LAUDEM ET ORATIONEM ET NON OBSISTAS MIHI QUIA NON EXAUDIAM TE
あなたはこの民のために祈ってはならない。彼らのために嘆きと祈りの声をあげてわたしを煩わすな。わたしはあなたに耳を傾けない。
(エレミヤ書 第7章16節)
キリストの御国にて記す
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