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Channel: (新) 日本の黒い霧
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これから来る未来2

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ニコニコ動画サイトがダウンしてから丸3日が経過しました。さすがに復旧しても良い頃だと予想していましたが、まだ残念な状態が続いているようです。



元同業者としては、色々な事態が想定できるのですが、サイト側がダウンの原因として主張している「大規模なサイバー攻撃」はいよいよ考えにくいですよね。

カドカワの子会社であるドワンゴさんも、従業員1000人以上の中堅企業ではありますが、ハッカー側がそこまで執拗に攻撃の対象とするのかどうかがまず疑問です。

課金関係など、もちろん金銭に関わる情報はあるのかもしれませんが、主力のネットコンテンツはそもそも公開を前提とした情報であり、そこを大規模にハッキングする意味がまず理解できません。もちろん、この企業に隠された秘密があったり、ハッカー側に個人的な強い恨みでもあるなら別ではありますが。

また、サイバーテロだと判明しているのなら、専門家が数多く存在する昨今、その対策も直ぐに取れるでしょうし、バックアップからの復旧にもここまで時間がかかるとは考えにくいです。

以上を鑑みて、やはりこれは

 サイバー攻撃が原因ではない

と判断できるのです。

では何が原因なのか?一番考えられるのはハードウェア側の問題なのですが、どうやら、バックアップデータを含めて対策を取る間もなく、一瞬で機能の全てがダウンしたと考えるのが最も適切でしょう。

それが何かについて遠回しにお知らせしたのが前回の記事「これから来る未来」なのですが、カドカワも経産省もダンマリを決めたこの問題は非常にデリケートであり、私もここでは書きません。ただし、次回のメルマガでは触れてみたいと思います。

健康保険証問題を含め、政府は行政機能のデジタル化をゴリ押ししています。今回のニコ動ダウンは一部ユーザーの被害に留まりますが、大規模テロであれハードの問題であれ、もしも大規模行政システムに同じことが起きたらどうなるのか、実は私たちの置かれた深刻な未来の問題をも突き付けているのです。


河野大臣、何かあったら責任は取ってもらいますよ

ニコ動さんは、現在サイトを他所に変えて再立ち上げ中みたいですね。元同業者として現場技術者の奮闘努力に熱く同情いたします。


キリストの御国にて記す
管理人 日月土


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